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Moscow 第53回 スパー/これこれ/詩集のプレゼント
今日は、ミカエルが来ていたのでストライクをもらった。
やっぱりミカエルはあったかい。
キッズクラスが終わる前くらいにセルゲイ・オジョレリフがやってきた。ウォーミングアップをしている。ザイコフスキーと身体を動かしに来たんだな、と思いながらみていると、子供たちが道場にいる状態のまま、二人のスパーが始まった。

これはなかなか壮絶な光景だった。
子供たちが奇声を上げて走り回ったりボールを投げてぶつけあったり(8個くらい同時に)している中で、二人がスパーをしている。しかも一人のきかん坊やは、二人が向かい合っている時に真ん中を通り抜けたり、話しかけたりしている。日本だったら、もし親がいたら、いや親でなくても大人がいたら、「ダメよ、危ないから」とか「邪魔になるから」と服を引っ張るだろうし、やっている大人側も普通は子どもに反応しそうだ。何か、何かしらの合図をするとか。

ところが二人は何の反応もせず、かといって無視して子どもが騒ぐようなことも、危険な状況になるようなこともなく、周りの大人達も何もいわずにワークを見ている。子ども達は始めこそちらちら見たりしていたが、なんとそのうち道場から少しずつ消えていった。二人は楽しそうにスパーしていただけで、怒ったわけでも何でもない。むしろ無接触。子供たちは帰ったわけではなく、おとなしく家を作ってこもったり、ロッカーでうろうろしたりしていたらしい(午後7時過ぎて大人クラスが始まってから、彼らは復活して騒ぎだした)。
ボール投げ合いをしていて、一人の子の目に当たり、泣き出した時も、二人は騒ぐことなく普通にスパーを続けていた。他の大人が、おいおい、と声をかけて背中を撫でてやると彼は隅っこでしくしく泣いていた。

子どもが近づいてくると私は少し緊張する。
何をしてくるかわからないというのもあるし、ぶつかったら簡単に転んでしまうし、とにかくやることに予想がつかないからだ。得にキッズクラスはいたずら好きが多い。ところが子どもの行動に無テンションで動き続けて対応した(正確には何もしなかった)二人が、そしてそれ以上近づこうともしなかった子ども達も、なんかすごいと思ってしまった。ここは本部道場だし、当たり前の光景かもしれないけれど…。

■二人のスパー
今まで、クラス中に二人が練習しているのをみて、ピンとこないところがあった。個人的に、激しい殴り蹴りが好きじゃないだけなのだが、二人が凄すぎて、どれだけ凄いものをみているのかがわかっていなかったというか。が、今日ワークがない時間にじっくり見ることができて、実感したことが1つ。

・常に歩き続けている。道場を一周する勢いでとにかく足が動き続け、道場が狭く感じるほど。

本当は、これぐらい動かなければいけないのだろうと思った。足が停まっている、とよくいけふくに言われるけれど、二人がぐるぐる回って何度も仕切り直している様子は、ミカエルがセミナーの時にストライクを撃ち続けて前進し続けてるのと同じに思えた。クラス中に、ザイコフスキーがデモをやる時でも、ここまで動いていなかったような気がする。
常に全身で動き続けなければ。

■夜クラス
今日は参加者の要望で「フォーム」の確認から始まった。
立つだけ、歩き、プッシュアップ、寝っ転がり。インターナルから動け、身体が動くんじゃない、との指示。「プッシュアップしよう」「寝っ転がろう」と思った動きは、ニェット。
フォームの確認でいい感じだったところから、1対1の仰向けプッシュアップ、その後グラウンドワークになってしまった。組んだら危ない女性と組むことになってしまい、とにかく無事故で終わらせなければ、と覚悟しつつやはり激しかった。3秒で首が完全に締められる。そういうワークじゃないけれど、彼女はそういうことがしたいので、とにかくガンガン締められる。対抗すると危ないのでほどほどに、とじっとしていたら、ザイコフスキーがきてくれて「ティフティフティフティフ…」と小声でささやきながら相手をしてくれる。
軽い、何もない。気が付くと自分の腕で首がきまっている。凄いなあ、このまま終わりたいな、と思ってもワークは続き、水飲んでくる、と抜けた後、疲れてぼんやりみていたら、あの二人が声をかけてくれた。

■これこれ
いつかブログに書いた、年配のお二人。今日話して、二人は兄弟だったことがわかった。夫婦かと思って失礼しました。
妹さんが休憩にいった時、お兄さんがやろう、といってくれた。彼と動いた感じは、私が「これがやりたい」と長年思っていてなかなか出会えなかった動きだった。同じくグラウンドで、一人が何かアクションを起こそうとして攻撃を受ける方は、相手のテンションをみつけてつかまらないように動き続けて最後は逆につかまえる、というワーク。
最高だった。ただテンションのある場所に触れるだけ。もはやタッチだ。その感じがまた柔らかく、かつ多少弾かれる。動きも本当に柔らかい。こういうシステマをやりたかった。
その後、2対1で同じことを練習。人数が増えるとスピードがあがって少し危なかったけれど、慎重に、相手を感じて動く基本がきっちりしていて、当然事故はなし。最高の締めになった。

■詩集のプレゼント
以前一緒にワークをしたとき、妹のニーナから「あなたに詩集を贈りたい」といわれていた。もしかしたらもう会えないかな、と思っていたけど、無事会えて、プレゼントしてくれた。なんて嬉しいことだろう。
詩は、ロシア語の勉強にもとてもよさそうだ。短く、わかりやすい言葉が並んでいる。これが読めるようになるために、勉強を頑張ります、と英語で伝えた。彼女たちは英語が話せる。

ユーリャとニーナと
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ニーナの詩集。イラストも自身で描いたもの
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私も、誰の元に届くだろう、と思っていた金が綺麗な女郎花の一筆箋を渡したら、彼女はノートがとても好きだから嬉しい、と喜んでくれた。今回は今日が会える最後の日とのことだった。また会いたい。詩の感想を伝えなければ。


●今日のロシア語
тихо(ティハ) 静かに

(2017.11.21)


[ 2017/11/22 09:35 ]

Moscowでシステマ | コメント(2) |
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コメント
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そうね、ぜひ感想を直接伝えられるといいね。
いい目標ができたね。
いけふく * URL [編集] [ 2017/11/22 12:20 ]
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うん!!詩は短く、読みやすそうだよ。
すこふく * URL [編集] [ 2017/11/22 14:52 ]
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