2017年8月のトロントの帰りに、ロサンゼルスのアカデミー、マーティン・ウィラーのクラスに参加しました。 私はマーティンに会うのは今回が初めて。 同行した方は以前マーティンが日本に来日した時に巴投げされて宙を舞ったとか。 動画でみる限り鮮やかで鋭い動きが印象的ですが、実際に体験してみると、またいろいろと勉強になりました。
ワークはトレーニングナイフ2を1でさばくワークを1時間。 1時間というと短いものの、非常に濃厚なクラスでした。
スタートはリラックスして相手に触れたまま受け流し、その後2名の動きたい方へ導いて混線させてテイクダウン、その後さらに関節をガッツリキメて相手が完全に動けなくなるまで、の流れでやりました。 マーティンからは、体幹のリラックス、足の位置や運び、攻撃をしっかりしないと相手の練習にならないことなど、具体的にアドバイスをもらいました。
印象的だったのは、動作の完了を徹底していたこと。 キメられるとかなり痛く、実際へし折れそうになるのですが、そのままさわやかな笑顔で説明しうなずくマーティン。 個人的には折れる前に逃げたい一心になってしまってメソッドから外れていきましたが、日頃から(最後までやらなければ、でも関節技とかよくわからない…)という曖昧な気持ちがあったので、徹底しているアカデミーのシステマクラスの雰囲気が伝わってきました。
気配なくすーっと現れるマーティンは密林から気配を消して現れるダイナソーのようで、またシステマそのものも、昔のことはわからないながら、かなり前の風合いを感じ、とても長くやっていらっしゃることが伝わってきました。 実際は遅刻してしまったので、1時間よりもっと短い時間でしたがとても濃密で勉強になりました。
マーティン、案内してくれた三谷さん、ありがとうございました!
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