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Moscow 第56回 旅の終わりと追記の件
更新がすっかり滞っていました。すみません!

11月28日にMoscowを発ち、Amsterdam経由で日本に戻ってきた。
それが11月29日。
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成田空港から近場の温泉、成田ビューホテルの「美湯」へ。お湯が最高だった。係の人も丁寧に接客してくれて感動。ここはおすすめ。2時間も待ち時間があるようであれば、十分楽しめる。空港からは、無料の送迎バスが出ている。ホテルまで、20分程度か。
帰りの本数が1時間に1本の時間帯もあるので、こちらは入る前にチェックしておくとよいか。
https://www.viewhotels.co.jp/narita/facilities/
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その日のうちに成田から広島空港へ向かい、福山での生活が本格的に始まった。
広島空港でいけふくに再会。
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ネット環境や日常生活に慣れるので精いっぱいの日々。ようやく近所の地理がわかってきた。
っていうか日本も相当寒いと思ったら、カフェの店員によると「福山に20年住んでるけどこんなに早く寒くなるのは初めて」という声を聴いた。Moscowでも昨年に続き珍しく寒い、と聞いたし、世界的に冷え込んでいるのだろうか。

9月から11月のMoscow生活が本当に夢状態だが、追記したいこともあるのでしばらくMoscow情報が続くかもしれない。既に日本にいるので、その点は悪しからず。

システマは家で少しやる程度で、2か月毎日のようにトレーニングした日々が遥か彼方だが、福山で暮らして日常的に感じたことを少し。

トレーニングでは「快適な位置」という表現をよく聞くけれど、これはトレーニング中でない日常生活でこそ最も大切なことではないかとふと感じた(似たような記事があるかもしれませんが、お許しを)。

ロシアのステイ先の家では、電子レンジが自分の頭より高いところに、洗面台は120㎝くらいの高さ、シャワーを壁にかけるフック?の位置は背伸びしなければ届かなかった。
私の身長は150㎝。子どもが背伸びして暮らすような感覚だ。
もちろん、世界一高身長のオランダでも私と同じくらいの方もいたので、ロシアでもそうやって暮らしている人もいるだろうが、どこかで「これはロシアサイズだから仕方ない…」と自分を納得させていた。

日本に戻れば諸々高さがちょうどよく、日本人サイズで暮らせて心落ち着くことだろう、と思って帰ってきてみたら、なんとキッチンの上の棚の位置が結構高く、頻繁に使いたいのに届かなかったり、下駄箱の上の棚も遠く、やはり使いたいのに梯子が必要なくらい。他にも住み慣れない環境に「???」と思うことが続き、心の中で起きた(日本なのに!)という葛藤の強さに驚きつつ、それは「快適」に過ごせないのでは、という不安の裏返しなのではないかと思った。
初めて生活する家なのだから、当然といえば当然なのだが。

しかし思い返すと、会社で使っていた大きな机、椅子、部活で配られたTシャツやジャージ、学校で指定されていた革靴、お店で売っている既製品の服、リュックサックやバッグ…どれもこれも、自分にぴったりのサイズはなく、変な姿勢になって腰が痛くなったり、肩の位置が合わなくて腕が妙に長くて袖がダブダブだったり、足がぶらぶらして落ち着かない、靴が合わなくて巻き爪悪化…など、いつもどこかが偏って、身体が傾いていたような気がする。
一度傾くと、並行して2か所以上に影響が出た。足のつま先が痛ければ、びっこをひくようになって左右のバランスが崩れたり、足がつかなくて腰の位置が定まらないデスクでは、腰が曲がって呼吸が浅くなり、目に力が入って首や肩がこり、どんどん姿勢が悪くなっていった。

そもそも150㎝というのは、日本でも小さい方と思われる。
ズボンなら丈を詰める、上着なら袖を詰める。椅子の高さは細かく調整した記憶があるけれど、そういった細かな調整や工夫は実はとても大事で、誰一人同じ人間がいないこの世界で、「快適に生きる」ことへの一番の近道だったのでは、と今更思った。

今回の旅は、自分の大きさを知った気がする。
女性で、アジア人で、小さい。骨もそんな太くない。
ヨーロッパ圏の人たちが、自分の気にいったものや適したサイズのものを身に着け、やりたいことをやって素朴に生きている…という姿も垣間見ることができた。システマを愛好する人たちとの交流が中心だったから余計にそうだったのかもしれない。
日本でも世界でも、多少文化の違いはあれど、そう変わらないから、全員が全員そうではないと思うけれど…。

自分がよくわからずにいた私にとって、今回の旅は大きな収穫のある旅となった。
いけふくの紹介で、近所でロシア語を続けることもできることになったので、これからも少しずつ情報を発信していきたい。
引き続き、よろしくお願いします!


●今日のロシア語

Хиросима(ヒロシマ) 広島
※「広島で」、というような場合は、「Β Хиросиме」で語尾が変化するので注意。

(2017.12.15)


[ 2017/12/15 14:42 ]

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Moscow 第53回 スパー/これこれ/詩集のプレゼント
今日は、ミカエルが来ていたのでストライクをもらった。
やっぱりミカエルはあったかい。
キッズクラスが終わる前くらいにセルゲイ・オジョレリフがやってきた。ウォーミングアップをしている。ザイコフスキーと身体を動かしに来たんだな、と思いながらみていると、子供たちが道場にいる状態のまま、二人のスパーが始まった。

これはなかなか壮絶な光景だった。
子供たちが奇声を上げて走り回ったりボールを投げてぶつけあったり(8個くらい同時に)している中で、二人がスパーをしている。しかも一人のきかん坊やは、二人が向かい合っている時に真ん中を通り抜けたり、話しかけたりしている。日本だったら、もし親がいたら、いや親でなくても大人がいたら、「ダメよ、危ないから」とか「邪魔になるから」と服を引っ張るだろうし、やっている大人側も普通は子どもに反応しそうだ。何か、何かしらの合図をするとか。

ところが二人は何の反応もせず、かといって無視して子どもが騒ぐようなことも、危険な状況になるようなこともなく、周りの大人達も何もいわずにワークを見ている。子ども達は始めこそちらちら見たりしていたが、なんとそのうち道場から少しずつ消えていった。二人は楽しそうにスパーしていただけで、怒ったわけでも何でもない。むしろ無接触。子供たちは帰ったわけではなく、おとなしく家を作ってこもったり、ロッカーでうろうろしたりしていたらしい(午後7時過ぎて大人クラスが始まってから、彼らは復活して騒ぎだした)。
ボール投げ合いをしていて、一人の子の目に当たり、泣き出した時も、二人は騒ぐことなく普通にスパーを続けていた。他の大人が、おいおい、と声をかけて背中を撫でてやると彼は隅っこでしくしく泣いていた。

子どもが近づいてくると私は少し緊張する。
何をしてくるかわからないというのもあるし、ぶつかったら簡単に転んでしまうし、とにかくやることに予想がつかないからだ。得にキッズクラスはいたずら好きが多い。ところが子どもの行動に無テンションで動き続けて対応した(正確には何もしなかった)二人が、そしてそれ以上近づこうともしなかった子ども達も、なんかすごいと思ってしまった。ここは本部道場だし、当たり前の光景かもしれないけれど…。

■二人のスパー
今まで、クラス中に二人が練習しているのをみて、ピンとこないところがあった。個人的に、激しい殴り蹴りが好きじゃないだけなのだが、二人が凄すぎて、どれだけ凄いものをみているのかがわかっていなかったというか。が、今日ワークがない時間にじっくり見ることができて、実感したことが1つ。

・常に歩き続けている。道場を一周する勢いでとにかく足が動き続け、道場が狭く感じるほど。

本当は、これぐらい動かなければいけないのだろうと思った。足が停まっている、とよくいけふくに言われるけれど、二人がぐるぐる回って何度も仕切り直している様子は、ミカエルがセミナーの時にストライクを撃ち続けて前進し続けてるのと同じに思えた。クラス中に、ザイコフスキーがデモをやる時でも、ここまで動いていなかったような気がする。
常に全身で動き続けなければ。

■夜クラス
今日は参加者の要望で「フォーム」の確認から始まった。
立つだけ、歩き、プッシュアップ、寝っ転がり。インターナルから動け、身体が動くんじゃない、との指示。「プッシュアップしよう」「寝っ転がろう」と思った動きは、ニェット。
フォームの確認でいい感じだったところから、1対1の仰向けプッシュアップ、その後グラウンドワークになってしまった。組んだら危ない女性と組むことになってしまい、とにかく無事故で終わらせなければ、と覚悟しつつやはり激しかった。3秒で首が完全に締められる。そういうワークじゃないけれど、彼女はそういうことがしたいので、とにかくガンガン締められる。対抗すると危ないのでほどほどに、とじっとしていたら、ザイコフスキーがきてくれて「ティフティフティフティフ…」と小声でささやきながら相手をしてくれる。
軽い、何もない。気が付くと自分の腕で首がきまっている。凄いなあ、このまま終わりたいな、と思ってもワークは続き、水飲んでくる、と抜けた後、疲れてぼんやりみていたら、あの二人が声をかけてくれた。

■これこれ
いつかブログに書いた、年配のお二人。今日話して、二人は兄弟だったことがわかった。夫婦かと思って失礼しました。
妹さんが休憩にいった時、お兄さんがやろう、といってくれた。彼と動いた感じは、私が「これがやりたい」と長年思っていてなかなか出会えなかった動きだった。同じくグラウンドで、一人が何かアクションを起こそうとして攻撃を受ける方は、相手のテンションをみつけてつかまらないように動き続けて最後は逆につかまえる、というワーク。
最高だった。ただテンションのある場所に触れるだけ。もはやタッチだ。その感じがまた柔らかく、かつ多少弾かれる。動きも本当に柔らかい。こういうシステマをやりたかった。
その後、2対1で同じことを練習。人数が増えるとスピードがあがって少し危なかったけれど、慎重に、相手を感じて動く基本がきっちりしていて、当然事故はなし。最高の締めになった。

■詩集のプレゼント
以前一緒にワークをしたとき、妹のニーナから「あなたに詩集を贈りたい」といわれていた。もしかしたらもう会えないかな、と思っていたけど、無事会えて、プレゼントしてくれた。なんて嬉しいことだろう。
詩は、ロシア語の勉強にもとてもよさそうだ。短く、わかりやすい言葉が並んでいる。これが読めるようになるために、勉強を頑張ります、と英語で伝えた。彼女たちは英語が話せる。

ユーリャとニーナと
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ニーナの詩集。イラストも自身で描いたもの
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私も、誰の元に届くだろう、と思っていた金が綺麗な女郎花の一筆箋を渡したら、彼女はノートがとても好きだから嬉しい、と喜んでくれた。今回は今日が会える最後の日とのことだった。また会いたい。詩の感想を伝えなければ。


●今日のロシア語
тихо(ティハ) 静かに

(2017.11.21)


[ 2017/11/22 09:35 ]

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Moscow 第51回 11月の週末セミナー
11月の週末セミナー。

1日目はミカエルが、2日目はレフとザイコフスキーがリードした。

1日目の内容は、先月と似ていたけれど、相手との距離が加わった印象。
スティック、ナイフ、シャーシュカのそれぞれをもって1対1で距離をとったり近くから歩みよったりしてくる相手のテンションを感じながら自分はテンションなく相手を避けるかシャーシュカ等をとりあげるか、というワークだった。
それぞれ、持ち物を変え相手を変えて感覚の違いなどを感じながら繰り返し。

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2日目は、流れで私はザイコフスキー班へ。
レフの方では昨日のワークをシャーシュカなどなしでいろんなパターンでやっていた。
ザイコフスキーの方では、ひたすらブリージングトレーニングをやりこんだ。
1人で体に負荷をかけながら深いブリージングをできるようにするトレーニングと、1対1や、1対複数で圧をかけられても深く呼吸をし、呼吸で相手のテンションまで感じて吐き出して返す、というもの。凄い圧をかけられるといつもできなかったのだけれど、今回初めてできて、呼吸の力を実感した。凄いなと思った。

途中から参加したので順不動、概ね次のとおり。
・段差があったらその上に両足を乗せてプッシュアップの姿勢で呼吸(10回くらい)
・両足の裏を合わせて呼吸
・正座して徐々に上半身を前に倒しながら呼吸(おしりはあげないで足裏につけたままになるようにする)
・プッシュアップとスクワットをそれぞれ三段階で呼吸5回ずつ(深く)
・床に横になり真横をむいて肩ひじを90度にして支えて呼吸(10回?)
・二人仰向けになって隣り合わせに寝て腕相撲
・2人が向かい合って足裏を合わせて座って1人がスティックの引っ張る(吐く時だけ引っ張る。ずっと引っ張らない)
・1人が壁に向かって立ってその他のメンバーで背中を押す。1人は呼吸で圧を押し返す(吐く時だけ)
・1人がうつ伏せになったり凄い格好で決められたところから呼吸で相手へ力を返す(かけられた方が焦るくらい相当キツいやつ)

フィジカルでもメンタルでも、プレッシャーが大きければ大きいほど呼吸は浅くなり、特にプッシュアップの姿勢では難しい、というと、やってみろ、とザイコフスキーが上から押してくれた。できない、という壁にぶつかったところで諦めないで呼吸し続けるとわずかに横隔膜が広がる感じが。上がり症的には、ちょっと威嚇されただけで息ができなくなるといってもいい。ロシア語の授業中がそうだ。それでも、そんな状況下でも深い呼吸をできるようになるまで、これは練習するしかないなと思った。
でも今日のトレーニングでかなり深くまで吸える意識、そしてそうすると上半身が広くなり、歩いていても身体のバランスが整ってくる感じがした。付き合ってくれたザイコフスキーに心から感謝。

●今日のロシア語

тоже(トージェ) ~も 
※インストラクター達が、よく「トージェ サマー」といっているように聞こえるので聞いてみたところ、「sameだ」との答えでした。
綴りが一緒かと思って念のためロシア語の先生に聞いたところ、「то же самое」と書くとのことで、「тоже」とは別でした。綴りが一緒かと思って勘違い。失礼しました。

(2017.11.19)


[ 2017/11/20 07:21 ]

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Moscow 第49回 トレーニング追加(3)
朝のザイコフスキークラス。

「strong」ではなく「brave」。
一部でなく、全体。

大きなアレクサンドルと練習。彼はアグレッシブなイメージがあったけれど、全然違った。丁寧な丁寧なワーク。
沢山教えてもらった。できるまで何度も何度も練習した。本当に勉強になった。これまでで最高のクラスだったかもしれない。

夜のクラス。
昨日の壁ブリッジに1つワークが加わった。
両手をついたまま、プッシュアップを10回。苦しいけどできなくはない。その後の呼吸が深くなる印象。
その後、火曜と同じくテイクダウンのワークへ移行。
相手を感じようとしすぎて重くなりがちなところを、「should be light」とザイコフスキー。手を差し伸べられて引っ張ろうとしたり押そうとしてもまあ軽いこと軽いこと、0キロだ。「ワヒー」とか変な声が出てしまうけれど楽しくて仕方がない。やっぱりシステマはこれがいいな、と思った。


●今日のロシア語

Все(フィショー) 全体

(2017.11.16)


[ 2017/11/17 09:11 ]

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Moscow 第46回 トレーニング追加(2)
久しぶりにガリーナのご飯をアップ。

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今日はダーチャから帰ってきているので品数が増えているはず、と思ったらドンピシャ。
この、牛肉の旨みが半端ないマカロニ…でいいのかな…玉ねぎのみじん切りとスパムのような、それよりも牛肉の旨みがよく出ている肉片とマカロニを和えたもの。しょっぱくなく、程よく美味しい。この旨み成分、どこから出ているのかマカロニに聞きたくなるくらい。これ、絶対明日にはなくなってるな、とおかわりしておいた。この家では、美味しい、明日も楽しみ、と思っていると翌日にはなくなっている。ジャムの瓶もしかり。一体誰が…。

冷菜もたっぷり。スープも追加。
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■今日の朝のザイコフスキークラス
・ボールと呼吸
朝は、昨日の食べ過ぎ諸々で全体的に厳しかった。相変わらずの寒さに、少し喉が心配になってくる。すでに皆動き出して、それぞれのワークをやっているので、全身を整えようと横になっていると、ザイコフスキーから小さなボールをお腹の上に乗せられた。
「呼吸して」
その前に、朝ごはん食べてないでしょ、と笑われる。朝は毎日、調子を整えたくて水しか飲んでいない。
ボールはすぐ転がり落ちた。お腹といっても平らじゃない。ちょっとぐいっとならされたところ、ボールが止まる。呼吸してみる。腹部の動きに合わせてボールも上下するが、ザイコフスキーから「ボールのことを考えて動かさないで」と一言。
よくマンガやなんかで…自分の考えていたことを口に出してしゃべっていたことに気づかない主人公とかいるけれど、ここではそんな感じで「考えて」しまう。(ボールが落ちないように、そーっと吸って…)ではなくて、ただその上下を感じる。しばらくするとOKの声が聞こえた。

気が付いたら背中が汗でぐっしょりだった。急いで歩いた汗なのか、ボールに集中した結果なのかはわからない。ただ、ワークと呼んでいいのかわからないが、これは面白かった。
ボールを置くことで意識がお腹に集中し、胃の辺りが熱くなり、脈打ち始める(消化活動に励んでいる…)。終わると、もたれやだるさ、疲れが落ち着いたようだった。そう感じた理由は、「頭」では「昨日のあれが原因だな…」とわかっているものの、そんな状態でも朝無理やり起きだして寒い中練習に行くので、身体の声を無視している。暖かい場所に入り、ほっとしたところで、「嫌だよー」と身体が声をあげたというか。その声に従って脈を感じたので、改善したのだろう。管理できてない時点で、システマーとしてどうですか、と思うけど…。

次に、胸骨の辺りに置かれる。同じように続けて、とザイコフスキー。
今度は心臓の近くとあって、これまた意識の位置が変わる。途中、寝落ちてしまったのか、システマをやっている場面など変な夢もみたりしたが、終わってから歩くと、ザイコフスキーがいつもいう「ここからパワーが生まれる」の場所に引っ張られるように歩けた。その歩き方がよかったかどうかわからないけれど(ああ、ここのことを言っていたのか)と感じた。考えないで身体を感じる大切さ。
「感じる」と「頭でわかってる身体の様子、またはその部位の感覚」の違い。くー。

■夜のザイコフスキークラス
夜は、あるトレーニングを1時間やるぞ、とザイコフスキーが言い出して、まさ冗談でしょうと思ったら本当にそれくらい時間が経っていた。これは物凄く難しい、とザイコフスキー。身体がバキバキで明日が怖い。

・両手は壁について、両足は地面につく。手の位置は低く、ブリッジを壁でやるイメージ。深い呼吸を10回(吸って吐いて)
・両手から始めて、片手だけつく。10回ずつ呼吸。
※壁が滑る場合は、手がすべって頭を打つ可能性があるので要注意。できないと思ったら無理をせず休むこと。

いずれも深く呼吸するのも苦しく、ひーひーいっていたところ、「それは喉だけで呼吸してる。喉だけじゃダメ。胸や全身で呼吸するように」これは深い呼吸が大事、と言っていた。そしてその後にやった、普通のテイクダウンのワークの時に、私達には「さっきやったワークとこれは同じ」といっていた。全身を一つにして動く。他にもいろいろ言っていたけれど、誤訳はよくないので割愛。
片手ができたところで、より負荷をかけなきゃだめだ、とザイコが、今度はお腹を人に押してもらって、と言い出した。
もう絶対無理、やめて、と思いつつ、少しずつ加重していく手の重さに、呼吸を深くしながらブリッジを潰していくと、かえって良い練習になった。
とんでもない姿勢で頑張るので、肩の緊張も抜けた気がする。でもその後のテイクダウンワークは相変わらずさっぱりで、なんの進化もなかった…。見えないと何もみえないのは変わらず。これがつらい。

■心の位置
夜は、クラスが始まっても2人しかいなかったのでなかなか始まらなかった。
10分すぎたくらいで、ザイコフスキーが「何やりたい?」とロシア語で聞いていた。ザイコフスキーはすごい。こちらが言ったことをわかっているかいないか、言葉にしないけれど察知している。なんとも評価できないけれど、発している言葉の2.5割くらいは、聞き取れるようになった。何かといえば、システマでは特定の動詞や名詞、「もう1回」「良いよ」「違う」「人の身体を」とかが多いからだ。それが2.5割として、残り8割の語尾の変化や接続詞が聞き取れなかったり知らなかったりなので、ぶっちゃけ通しでは理解できない。「何やった?」は毎日授業で聞かれる言葉だからわかった。
言葉が浮かばない。人もいないので、結局かたことの英語で言ってみた。
「手の使い方を知りたいです」
「なんで?なんのために?」
「ここから動きたいけれど、手や足はバラバラだから」
「なるほど。Heartはどこにあると思う?ドクンドクンするやつ…KOKORO…(ここ、と胸をさす)うん、でもそこにあるよ」と手を示すザイコ。
なるほど。わかった!と手をみて(ここに心があるって思えばいいのか!)と思ったら「それは手みて考えてるでしょ」と笑われた。
一体何の問答かと思われそうだが、その後切り替えてもそもそ動いていたら、「それ」と声がした。でも、「それ」の時はいたって自然に動いているので…答えはない(笑)そんな毎日。


●今日のロシア語

Πойдём(パイヂョーム) 行こう

(2017.11.15)


[ 2017/11/15 06:25 ]

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